概要

イーサリアムの仕組みについて解説します。イーサリアムとは何か。イーサリアムに関連するスマートコントラクトとdAppsとDeFiについても関係性とともに解説していきます。
イーサリアムではスマートコントラクトは欠かせない技術なのでスマートコントラクトとは何かや今後どのようなことに使われていくのかなども含め詳しく解説していきます。
目次
イーサリアムとは
イーサリアム(Ethereum)は、2014年に販売が開始された仮想通貨(暗号通貨)です。ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)により考案されました。アルトコイン(altcoin)と呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨の中でも2021年1月現在は最も人気がある暗号資産(仮想通貨)です。
イーサリアムの特徴は、分散型アプリケーション(DApps:Decentralized Applications)やスマートコントラクト(Smart Contract)を動かすためのプラットフォームとして、オープンソースで開発が進んでいるプロジェクトです。
イーサリアム(ETH)の基本情報
社名 | Vitalik Buterin |
---|---|
プラットフォーム | イーサリアム・プロジェクト |
発売年 | 2015年 |
上限発行数 | 未定 |
ティッカーシンボル | ETH |
承認方法 | PoS (Proof of Stake) |
利用用途 | 国際送金・決済・アプリケーション開発・投資 |
おすすめ取引所 | コインチェック |
スマートコントラクトについて
スマートコントラクトとは
スマートコントラクトとは契約の自動化する仕組みです。予め契約内容をスマートコントラクトに設定しておきます。

次に誰かがその契約を結ぼうとします。そのあとは自動で設定された契約を強制的に結ぶことになります。ブロックチェーンに取引履歴を書き込むため改修はできないです。
スマートコントラクトとブロックチェーンの関係
スマートコントラクトはブロックチェーン上で稼働しています。ブロックチェーンについて詳しく知りた方はこちらのリンクへどうぞ ブロックチェーンとは何か具体的にどういったものなのか説明しているホームページ見てもよくわからないという人向けにわかりやすく解説しています。 続きを見る
暗号資産(仮想通貨)の技術ブロックチェーンの仕組み分散型台帳とは
ブロックチェーンは分散台帳に取引記録を書き込むのですがさらにスマートコントラクトでは契約を自動化するプログラムが上に載っているイメージです。

そうなると契約の内容を改竄できないと言うメリットが発生します。また、中央管理者が不要になりますので人件費も発生しません。
もちろんハンコも必要ありません。
サービスの売買も行うことができる仕組みのため将来的に期待されています。
イーサリアムとスマートコントラクト
スマートコントラクトの代表と言われるとイーサリアムという暗号資産(仮想通貨)です。
イーサリアムは仮想通貨と言う意味で使われるイーサのことでイーサリアムはdApps構築のためのプラットフォームのことです。誰がいつどこでいくら支払ったかと言う情報とアプリケーションプログラムを分散台帳に記録します。
スマートコントラクト 具体例 自動販売機
例えば自動販売機の場合ジュースがほしい時に120円はらったらジュースが出てくる。これもスマートコントラクトと言えます。
予めメーカーがジュースの値段を設定しています。自動販売機の場合は機械が契約を自動化しているのです。120円払えばジュースを渡す契約になっているのです
実際、スマートコントラクトでは不動産や保険等のさまざまな契約を自動化することを目的として作られています。
自動販売機とスマートコントラクトの違いは取引履歴をブロックチェーンの台帳に書き込むか書き込まないかです。取引履歴は自動販売機では追えません。
スマートコントラクトの将来
契約の自動化がますますスマートコントラクトによって形成されていくでしょう。
防犯の意味やハンコをなくすと言う意味で日本の課題にも対応することができるのがスマートコントラクトです。今後、ますます増えていくことになるでしょう。
不動産テック業界でも今は話題の技術です。近いうち日本のサービスでもスマートコントラクトを利用したサービスが出てくる可能性が高いです。
スマートコントラクト 具体例 不動産契約
今までの不動産の契約
部屋を探したいと思う → 不動産会社に依頼する → 部屋を見つける → 大家さん合意する → 契約する → 仲介手数料を払う → 契約成立
スマートコントラクトを活用した不動産契約
大谷さんが契約条件を登録しておく → A君が部屋を探したいと思う → 不動産会社に依頼する → 部屋を見つける → (条件を満たせば)自動契約成立
スマートコントラクトの④-①でブロックチェーンに書き込むと誰にも改竄できなくなります。安全性が高まり印鑑や細かな契約書は必要ありません。
さらに将来的には仲介業者が必要なくなりインターネットのみで契約を完了させる仕組みになります。
スマートコントラストによる防犯
通常の契約であれば仲介手数料をもらってそのまま契約せずに逃げると言う犯罪が可能ですがスマートコントラクトでは契約を自動で結ぶので途中で変更できません。
スマートコントラクトの場合では契約せずに逃げることができません。強制的に契約することになるので詐欺することが難しくなり防犯としての意味でも供されるんで注目度が高いです。
今後のイーサリアム
PayPalで利用可能
まだ日本では利用できませんがPayPalで暗号資産を利用することができます。利用できる暗号資産はビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインの4つです。
イーサリアムを取得する2つの方法
- 取引所や販売所でイーサリアムを購入する
- ウォレットをPCかスマホ、ハードウェアウォレットにインストールして取得する
取引所や販売所でイーサリアムを購入する
投資目的で購入する人が多いですが最近では投資以外の方法で暗号資産(仮想通貨)を利用する取引所、販売所がありますので特におすすめの2社について紹介します。
おすすめ1 コインチェック
コインチェックは販売所の機能だけでなく電気ガスの支払いなどサービスも豊富で新しい暗号資産の取り扱いも積極的なのでどんどん伸びていく販売所です。
おすすめ2 ビットフライヤ
bitFlyerは日本でかなり最初の頃から暗号資産の取引をしている会社で私がはじめて買った暗号資産ビットコインの取引もこの会社です。
またビックカメラの買い物もビットコインで購入できるサービスがあったり投資以外の取引も豊富にあります。
ウォレットをPCかスマホ、ハードウェアウォレットにインストールして取得する
2021年1月現在は27つのウォレットが存在します。
イーサリアムのウォレットで、Enjinがあるがゲームのトークンとして初めて日本に入ってきたEnjin コインのアプリケーションです。
イーサリアムの送金決済方法は様々あるが現在は投資としての利用が多いのではないでしょうか
まとめ
未来について予言できるわけではないので確実なことが言えませんが、イーサリアムの未来はこれからなので暗号資産(仮想通貨)としての価格が上がっていくのが目に見えています。
ますます私個人的にはイーサリアムの投資したいもんです。イーサリアム取り扱っているおすすめの取引所と販売所はこちらです。