概要

Ledger Nanoは暗号資産(仮想通貨)を安全に保管・取引できるハードウェア ウォレットです。コールド ウォレットと言われインターネットからの遮断で資産を安全に保管できます。今回はLedger Nanoのメリットやデメリットを含めての紹介です。
目次
プライベートウォレットの安全性

プライベートウォレットは詐欺に遭いやすくセキュリティが心配
今の暗号資産(仮想通貨)保有するときのセキュリティで大丈夫なの?


ハードウェア ウォレットはセキュリティ高いっていうけどどうなの?
Metamask等のプライベートウォレットはリスクがあるのでLedger Nanoに移行してる人が多いです。
ハードウェア ウォレット Ledger Nanoについて
Ledger Nanoとは
Ledger Nanoは、暗号資産(仮想通貨)を高いセキュリティで保管、取引を行うハードウェア ウォレット(Hardware Wallet)のブランド名です。ハードウェア ウォレットは、オンラインでのハッキングやマルウェアのリスクから暗号資産(仮想通貨)を保護するための手段で使います。
Ledger Nanoは、仮想通貨のプライベートキー(秘密鍵)をオフラインで保存、取引の際にもオフラインの状態で署名を行うことでセキュリティを確保します。これにより、インターネットに接続中のオンラインウォレットよりも高いセキュリティが確保できます。
ユーザーの利用方法
- Ledger NanoをUSBポートに接続
- 専用アプリケーションを起動
- 取引や資産の管理を行う
Ledger Nanoシリーズには、モデルが複数種類あり、その中には異なる機能やセキュリティレベルの用意があります。これにはLedger Nano SやLedger Nano Xなどが含まれます。
ただ、常に最新のセキュリティアップデートと公式なソースからの購入が重要です。また、ハードウェア ウォレットを使う際には、バックアップを取ることやセキュリティ上のベストプラクティスの遵守が推奨されています。
Ledger Nano Youtube紹介
ハードウェア ウォレット Ledger Nanoのメリット
ハードウェア ウォレット Ledger Nanoは高いセキュリティ
ハードウェア ウォレットは、仮想通貨の安全保管用に信頼性の高いデバイスです。以下は、ハードウェア ウォレットの主なメリットです:
- セキュリティ: ハードウェア ウォレットは、オフラインでの動作可能で、インターネットに接続されていないため、オンライン攻撃やハッキングから保護されます。プライベートキー(秘密鍵)はハードウェア内部に暗号化されて格納され、物理的なアクセスがない限り、外部からのアクセスを防ぎます。
- プライベートキーの安全な保管: ハードウェア ウォレットはプライベートキーの安全保管と、オンラインでの漏洩リスク排除です。これにより、ユーザーは自分の資産を安全に保管できます。
- コンピュータウイルスやマルウェアの影響を受けない: ハードウェア ウォレットはオフラインデバイスであり、コンピュータウイルスやマルウェアへの感染はありません。これにより、オンラインでの取引や送金時に安心感が増えます。
- バックアップと復元: 多くのハードウェア ウォレットは、バックアップシード(復元シード)を提供、ウォレットが紛失された場合や故障の場合でも、資産の復元手段はあります。
- ユーザーフレンドリー: 多くのハードウェア ウォレットは、使いやすいユーザーインターフェースを提供、セットアップや操作が比較的簡単です。初心者から経験者まで幅広いユーザーに向いています。
- 長期間の保管に向いている: ハードウェア ウォレットは、長期間の保管に向いており、長期間にわたった仮想通貨保管用の理想的なソリューションです。
Ledger Nanoの暗号資産(仮想通貨)取扱銘柄は非常に多い
Ledger Nanoはさまざまな仮想通貨の取扱っています。具体的な取扱い銘柄は製品のバージョンやファームウェアのアップデートによって変化します。
- XRP
- Bitcoin (BTC)
- Ethereum (ETH)
- Litecoin (LTC)
- Cardano (ADA)
- Binance Coin (BNB)
- Bitcoin Cash (BCH)
- Polkadot (DOT)
- Stellar (XLM)
- Chainlink (LINK)
- Tezos (XTZ)
- Flare (FLR)
- Songbird (SGB)
XRPやBTC、ETH、BNBをひとつのウォレットで持てるのはほとんどありません。最も有名なメタマスクには全て持つことができないので保有できる暗号資産取扱銘柄ではトップクラスです。
ハードウェア ウォレット Ledger Nanoのデメリット
操作方法が複雑
ハードウェア ウォレットの操作は、ソフトウェアウォレットやオンラインウォレットよりも複雑です。初めてのユーザーにとっては、セットアップや取引署名などが複雑です。ただ、慣れれば問題なく操作できるようになります。
物理的な紛失や故障のリスク
Ledger Nanoはハードウェア ウォレットなので、物理的な紛失や故障のリスクがあります。デバイス自体が紛失・破損の場合、アクセスできなくなり資産が失われる可能性があります。そのため、バックアップの作成と安全な保管が重要です。また、正規のハードウェア ウォレットを信頼性ある販売元からのLedger Nano購入が大切です。
暗号資産の保管方法
コールド ウォレット(Cold Wallet):
インターネットに未接続のオフラインのストレージデバイスがコールド ウォレットです。主な特徴は以下の通りです:
- 高いセキュリティ: インターネットに未接続のため、オンライン攻撃やハッキングから防げます。プライベートキーがオフラインで保管されるため、ネットワーク上からのアクセスは困難です。
- リスク低減: オンラインウォレットに比べて、ハッキングやマルウェアによるリスクが低いです。ただ、物理的な紛失や故障のリスクがあるため、適切なバックアップが必要です。
- 長期保管: 長期間にわたった資産の保管用に向いてます。資産の保護と同時に、アクセスが必要なときにオンラインウォレットに移動できます。
主なコールド ウォレットのタイプには、ハードウェア ウォレット(例:Ledger Nano、Trezor)やペーパーウォレット(プライベートキーが印刷された紙)があります。
ホットウォレット(Hot Wallet):
インターネットに接続されたウォレット デバイスがホット ウォレットです。主な特徴は以下の通りです:
- 利便性: リアルタイムで取引ができ、即座に資産にアクセスできます。オンラインで簡単に管理できます。
- アクティブな取引: ホットウォレットは頻繁にアクセスするため、アクティブな取引に合っています。日常的な支払いやトレードに使います。
- セキュリティリスク: インターネットに接続中のため、ネットワーク攻撃やマルウェアによるリスクが存在します。セキュリティ対策が不十分な場合、資産が危険にさらされます。
主なホットウォレットのタイプは、オンラインウォレット(取引所のウォレットやウェブウォレット)やモバイルウォレット(スマートフォンアプリ)です。
どちらのウォレットタイプも一長一短があり、目的やニーズに応じての選択が重要です。一般的な原則として、大部分の資産をコールド ウォレットに保管し、必要な分だけホットウォレットに移すことでセキュリティと利便性のバランスを保つことが推奨です。
過去の暗号資産ハッキング 詐欺
Ledger Nanoは以下の詐欺でニーモニックが漏洩しても暗号資産を盗まれませんがニーモニックが盗まれたのであれば盗まれるリスクは高くなるので、有料ですますが直ちにLedger Nanoを買替えが必要です。
フィッシング詐欺
攻撃者は偽のウェブサイトやアプリを作成させ、ユーザーにニーモニックを入力させるような手法があります。本物のサービスと見分けにくいため、正規のソースから提供されたアプリケーションやウェブサイトの使用が重要です。
ソーシャルエンジニアリング
攻撃者は、ユーザーになりすまして電子メールやメッセージを送り、偽の理由でニーモニックを提供させるような誘導があります。信頼できる情報源からのみの信頼がおすすめです。
悪意のあるアプリ
ニーモニックを使ってアカウントを復元するためのアプリケーションが偽のものである場合、攻撃者はそれを使ってあなたの情報を盗む可能性があります。アプリケーションのダウンロード、インストールには必ず公式サイトからのみです。
詐欺について詳細はこちら
まとめ
今後、暗号資産(仮想通貨)はますます発展していきます。その時、フィッシング詐欺等は必ず出てくるのでハッキング技術も上がっていくはずです。
その時でもインターネットにつながっていなければハッキングの仕様がないのでハードウェア ウォレットは今後、暗号資産を保有する上で必須のアイテムになっていくと思います。