概要
日本の取引所で取扱っている暗号資産(仮想通貨)を紹介します。
暗号資産(仮想通貨)の種類と暗号資産(仮想通貨)の意味やマイニングシステムがあるものはそのシステム名称、他にはおすすめの日本の取引所はどこか記載してあります。
目次
日本で扱う主流の暗号資産(仮想通貨)
ビットコイン(BTC) Bitcoin
社名 | Bitcoin Project |
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プラットフォーム | BitCoin Core |
発売年 | 2009年 |
おすすめ取引所 | コインチェック |
最も出来高のある暗号資産(仮想通貨)です。暗号資産(仮想通貨)の代名詞としてもしられるぐらい有名です。ブロックチェーン技術という分散型の台帳を使って管理をしています。ブロックチェーンについて詳しく知りたい方は以下のイメージからクリックしてください。
ブロックチェーン詳細
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暗号資産(仮想通貨)の技術ブロックチェーンの仕組み分散型台帳とは
ブロックチェーンとは何か具体的にどういったものなのか説明しているホームページ見てもよくわからないという人向けにわかりやすく解説しています。
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発行数はMAX2100万ビットコインという制限があります。無限に発行して価格操作できないようにするためです。サトシ・ナカモトという日本人らしい人が提唱したと言われています。ビットコインは2020年11月現在は180万円程度です。取引単位は0.01ビットコインからです。
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ビットコイン投資の基礎知識と動向分析から2021年今後の展望
暗号資産(仮想通貨)の中でも基軸通貨として存在するビットコインの特徴と今後の展望について予想してみました。他の仮想通貨にも影響を与える値動きをしているのでこの通貨の値動きを知っていれば仮想通貨全体の値動きまで把握できるので仮想通貨初心者にはまずこの通貨から入ることがおすすめです。
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ビットコインキャッシュ (BCH) Bitcoin Cash
ビットコイン のハードフォーク(システム仕様を変更して分岐)です。ブロックというサイズをビットコインのサイズが1MBに対してビットコインキャッシュは8MBとスケールアップしました。そのほかの仕様はビットコイン とほぼ同じです。
値段は 2020年7月現在は24,000円前後です。買いやすい金額ですがビットコインも0.01ビットコインで購入できるので1万円前後で購入できます。また圧倒的にビットコインは取引量が多いのでビットコインの購入がおすすめです。
リップル(XRP)
社名 | Ripple Labs |
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プラットフォーム | リップル(XRP Ledger) |
発売年 | 2017年 |
おすすめ取引所 | コインチェック |
国際送金に使われる通貨です。現在の国際送金と違い手数料は数十分の1という安さと速さも数十倍のスピードで送金できます。斬新な国際送金方法になります。世界中の銀行はまだ現行の国際送金システムを利用しています。徐々にリップルを利用する銀行が増えてきています。Googleが出資している有望な通貨です。
国際送金に使うためのお金を仮想通貨として売買することになります。唯一ブロックチェーンを使っていない仮想通貨としても有名です。
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リップルとXRPの基本-国際送金システムと暗号資産(仮想通貨)
リップルについての基本情報をまとめた記事です。国際送金の新システムRippleNetと現行のSWIFTとの技術の差を検証と暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の安全性やXRPをすすめる理由について記載しています。
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イーサリアム (ETH) Ethereum
社名 | Vitalik Buterin |
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プラットフォーム | イーサリアム・プロジェクト |
発売年 | 2014年 |
上限発行数 | 未定 |
ティッカーシンボル | ETH |
承認方法 | PoS (Proof of Stake) |
利用用途 | アプリケーション開発・投資・国際送金・決済 |
おすすめ取引所 | SBI VCトレード |
新規サービスやプロジェクトのために資金を調達するためにイーサリアムを発行します。サービスを立上げることに対して投資家が投資をしその対価としてイーサリアムが発行されます。スマートコントラクトという承認方法を使っています。
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イーサリアムとは何かや入手と保管方法とスマートコントラクトの仕組み
イーサリアムとは何かとスマートコントラクトとは何か。イーサリアムに関連するスマートコントラクトとdAppsとDeFiについても関係性とともに今後どのようなことに使われていくのかなども含め詳しく解説していきます。
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イーサリアムクラシック(ETC)
社名 | Vitalik Buterin |
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プラットフォーム | イーサリアムクラシック・プロジェクト |
発売年 | 2017年 |
おすすめ取引所 | コインチェック |
イーサリアムからハードフォーク(システム仕様を変更して分岐)しました。イーサリアムを絡む不正流出事件がきっかけで意見が分かれ分散しました。承認方法のスマートコントラクトの脆弱性を突かれた部分の解消を目的にしています。イーサリアムと違い承認方法はPoWです。PoWはビットコインが利用する承認方法です。
2020年のアップデート前はイーサリアムと互換性はありませんでしたが、現在は互換性があります。
ライトコイン(LTC)
社名 | Litecoin Core Development Team |
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プラットフォーム | LiteCoin Coreプロジェクト |
発売年 | 2011年 |
上限発行数 | 84,000,000LTC |
おすすめ取引所 | GMOコイン |
ビットコインを元に作成された仮想通貨です。大量のトランザクションでも耐えられるように作成されました。ビットコインの4分の1の時間で承認ができます。暗号化はSHA-256より複雑なScryptを採用しています。
つまり、ビットコインより処理時間は4分の1でセキュリティがより高い仮想通貨です。知名度はビットコイン に比べてあまりないため取引量は少ないです。
今後はプライバシー保護を可能にする技術(ミンブルウィンブル)を導入していくことを発表しています。2020年7月現在は価格はそこまで伸びていませんが将来性はある仮想通貨の一つです。
ネム ( XEM ) New Economy Movement
社名 | NEM財団 |
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プラットフォーム | NEM |
発売年 | 2015年 |
おすすめ取引所 | コインチェック |
新しい経済の仕組みを確立することを目標としている仮想通貨です。具体的には書かれていませんが金持ちも貧乏人も平等に稼ぐことができるプラットフォームを目指すことを目的にしています。
また、ビットコインはマイニングすることで新規発行するのですがネムはハーベスティングすることで新規発行を行います。ハーベスティングは条件を満たせば誰でも新規発行できます。PCも電力も必要ないため増やしやすい
ファクトム(FCT)
社名 | Factom,Inc |
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プラットフォーム | Factom Protocol |
発売年 | 2015年 |
おすすめ取引所 | bitFlyer |
電子データを記録保管できる分散型プラットフォームです。住民票や登記簿謄本等公的ドキュメントから請求書や領収書、決算書類等を電子データとして取り扱うことのできるシステムです。
ブロックチェーン技術を使うので取引履歴の改竄はできません。安心して保存管理することができる仕組みです。
仮想通貨ファクトムを開発した会社が解散することになりました。しかし、ファクトムプロトコルというプロジェクトはオープンソースとして開発は進められていくので無くなるということはありません。
モナコイン(MONA)
社名 | Monacoin Project |
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プラットフォーム | Monacoin Project |
発売年 | 2014年 |
おすすめ取引所 | bitFlyer |
日本で初めて誕生した仮想通貨です。コミュニティ内で「投げ銭」に利用されることが多いです。Twitterで送金できる決済システムがあります。もともとオンラインで少額取引に使うことを目的に作成されました。
リスク(LSK) Lisk
社名 | Lisk Foundation |
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プラットフォーム | リスク |
発売年 | 2019年 |
おすすめ取引所 | bitFlyer |
イーサリアムと同様のスマートコントラクトという承認方法を使っています。機能も似ており契約についての電子データをブロックチェーン技術を利用して保存する仕組みが構築されています。不動産仲介を省いた取引が可能になったり技術が革新していく担い手として重要な仮想通貨です。
クアンタム(QTUM)
社名 | Qtum Chain Foundation Ltd |
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プラットフォーム | クアンタム |
発売年 | 2016年 |
おすすめ取引所 | コインチェック |
ビジネス用に作成された仮想通貨で、セキュリティも高く安全です。また、ビットコインの残高表示方式を採用しイーサリアムのスマートコントラクトという長所をいいとこ取りした仮想通貨です。
運営会社がシンガポールで開発者は中国人ということがあり中国の影響を受ける仮想通貨と言われています。2020年現在は仮想通貨は制限がありますが今後は全面解禁される可能性もあります。
ステラルーメン(XLM)
社名 | Stellar Development Foundation |
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プラットフォーム | Stellar Development Foundation |
発売年 | 2019年 |
おすすめ取引所 | GMOコイン |
個人間の国際送金を得意とする仮想通貨です。リップルは企業間同士の国際送金や送金システムですがステラルーメンは個人間の取引です。基本的にリップルと競合しないように造られてます。また、リップルとの違いステラルーメンはブロックチェーン技術を採用しています。
ベーシックアテンショントークン(BAT)
社名 | Basic Attention Token |
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プラットフォーム | Basic Attention Token |
発売年 | 2020年 |
おすすめ取引所 | GMOコイン |
ブロックチェーンを利用するデジタル広告を提供しています。イーサリアムを基盤として作成された仮想通貨です。ベーシックアテンショントークンを利用して広告サービスや関心(アテンション)を基にした多様なサービスを受けることができます。
オーエムジー(OMG)
オーエムジー(OMG)は、イーサリアムを基盤として開発されたOMG Network上で使用される、独自の暗号資産(仮想通貨)です。
IOST(IOST)
IOSTはInternet of Services Token(インターネット・オブ・サービス・トークン)の略称です。
トランザクションにかかる時間や手数料を削減することを目的とし、作業を分割、並行することによって、ネットワークの作業速度を飛躍的に向上しました。
トランザクションは一回の取引のことです。
テゾス(XTZ)Tezos
テゾス(XTZ)は分散型アプリケーションDAppsとスマートコントラクトをサポートする多目的プラットフォームです。2017年7月1日にICOしました。日本での取引開始は2020年12月8日からです。
テゾスプラットフォームは、自己修正プロトコルとチェーン上のガバナンスを組み合わせてネットワークの修正を管理することを目的とし、チューリング完全なスマートコントラクトもサポートしています。
さらに通貨について詳しく知りたい方はこちら
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テゾス-Tezos(XTZ)という通貨の特徴と2021年今後の予想
暗号資産(仮想通貨)のTezosという通貨が2020年12月8日から日本の取引所(bitFlyer)で取引開始されました。そこでこの通貨の特徴と将来性について言及しました。今までの通貨の値動きから今後の値動きを予想すると面白い結果となりました。
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日本で取り扱っていない人気の暗号資産(仮想通貨)
テザー (USDT) Tether
社名 | tether |
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プラットフォーム | tether |
発売年 | 未売買 |
おすすめ取引所 | なし |
米ドル連動型のステーブルコインです。勢いよく取引量が増加しており、イーサリアムを抜くのも時間の問題と言われています。取引量3位だったリップルをすでに追い抜いています。
日本と取引所で取り扱ってもいいぐらい人気の仮想通貨ですが今のところ取り扱いはありません。
オーガー (REP) Augur
社名 | Forecast Foundation OU |
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プラットフォーム | AUGUR |
発売年 | 未売買 |
おすすめ取引所 | なし |
占い師という意味を持つ仮想通貨です。市場を予想することができます。だれでも予測対象のイベントを立ち上げることができネットワーク上に掲載できます。掲載したイベントには誰でも参加可能です。
日本お取り扱いはないので海外の取引所(BinanceやPoioniex等)を利用する以外の選択肢はありません。
イオス(EOS)
社名 | Block.one社 |
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プラットフォーム | EOSIO |
発売年 | 未売買 |
おすすめ取引所 | なし |
イーサリアムと互換性を持っているスマートコントラクトで構築されています。日本の金融庁ホワイトリストには登録されていないため取引することができません。
仮想通貨の技術
ICO(Initial Coin Offering)
資金調達の手段のひとつです。株で言う新規公開株になります。新規で仮想通貨を発行することで、2020年7月現在はすでに3,000種類以上の仮想通貨がICOによって発行されています。
P2P(Peer to Peer)
ネットワークの構成でパソコンとパソコンを繋ぎ一つのPCのように共有することができます。
以前Winnyといったファイル共有ソフトが流行りましたがそれにセキュリティを強化したものが現在のブロックチェーン 技術で活かされています。
まとめ
仮想通貨はICOにより多くの種類生まれてきました。今後は淘汰も始まりますし強い仮想通貨はより強くなっていきます。日本で取り扱われている仮想通貨はどれも優良な仮想通貨ばかりなので期待を持って購入してみたいです。