概要
暗号資産(仮想通貨)の取引は取引所と販売所の二種類選択できます。暗号資産(仮想通貨)は取引所、販売所何が違うのか解説します。
違いは以下の観点で解説します。
・仕組み
・スプレッド(売値と買値の差)
・注文方法
・約定(やくじょう)タイミング
・おすすめの取引所。販売所
結論は暗号資産(仮想通貨)のおすすめはこちらです。
・ 投資初心者は販売所
・ 投資経験者は取引所
また、後半では証券と暗号資産(仮想通貨)の取引の仕組みの違いについても解説してますので最後までご覧ください。
目次
暗号資産(仮想通貨)の取引所と販売所の仕組みの違い
取引所の仕組み
上記の会話のように買いたいという人と売りたいという人が同じ値段で一致すれば取引は成立します。
販売所の仕組み
取引がすぐに行われるということと仕組みがシンプルということで初心者にはオススメです。
取引所・販売所スプレッド(売値と買値の差)の違い
取引所のスプレッドは狭い(メリット)
スプレッドとは暗号資産(仮想通貨)の購入価格と売却価格は違います。その差を言います。
取引所の場合、購入価格と売却価格の差は高くありません。販売所と違い仮想通貨を大量に保有する必要がなくリスクはあまりないため少しのスプレッドでも十分継続が可能だからです。
販売所のスプレッドは広い(デメリット)
販売所が大量に仮想通貨を保有しているのでリスクを含めた手数料として価格が高めに設定されています。
このように売りと買いのスプレッドが4円弱開くことはありますが、値動きが激しい時は20円ぐらいの差が出る場合があります。
取引所・販売所 注文方法の違い
取引所の注文方法は様々
取引所の注文方法は指値、成行、逆指値選択することができます。
逆指し値注文は取引所によって存在しない場合があります。
販売所の注文方法はシンプル
販売所が指定した値段で売るか買うかすることになります。
取引所の注文は指値や成行注文というのがありますが販売所では指定した値段で成立するのでとてもシンプルです。
注文方法をさらに詳しく知りたい方はこちらを参照ください
-
暗号資産の注文方法(基礎編) - 指値注文と成行注文を図解で解説
暗号資産(仮想通貨)を取得するには購入する必要があります。購入するには代表的な2種類の注文方法があります。それが指値注文と成行注文です。この2つの注文方法を紹介しています。
続きを見る
-
暗号資産の注文方法(応用編)逆指値やOCO、IFD、IFOを図解で解説
暗号資産(仮想通貨)の注文方法は多様です。基本的には指値注文と成行注文が多いのですが逆指値注文やIFD注文、OCO注文、IFO注文という注文方法があるのでそちらの紹介をします。主に、暗号資産のレバレッジ取引で多い注文方法です。
続きを見る
取引所・販売所の約定(やくじょう)タイミングの違い
取引所の約定時間は長くなる可能性がある
投資家と投資家のやりとりになるので買いたい人と売りたい人の希望価格が一致しない限りは取引は成立しません。ビットコインのように取引が盛んな通貨は比較的にすぐ成立しますがLiskやライトコインといったマイナーなアルトコインは取引成立に時間がかかる場合があります。
販売所の注文は早く約定します。
大量のXRPを購入したい時、取引所では注文は約定(やくじょう)しないが販売所ではすぐに注文は約定(やくじょう)します。
販売所が大量に仮想通貨を保有しているため、投資家が必要な分買いたいと言われれば在庫の中から仮想通貨を販売することができるからです。
おすすめの取引所・販売所
おすすめの取引所
おすすめ1
おすすめ2
おすすめの販売所
おすすめ1
おすすめ2
おすすめ3
仮想通貨の取引所と証券の取引所との違い(株の知識要)
上記の画像では株券の受け渡しはありますが実際のところ株券のやり取りはありません。電子上のやりとりのみになります。
仮想通貨取引所の場合は直接投資家が仮想通貨の売買が可能です。
それが株をしていた人にとっては少し混乱してしまうかもしれません。仮想通貨の場合は基本的に個人間取引(相対取引に似た取引)です。その仲介役的な存在ですので証券会社の取引所とは違う存在になります。
日本にある証券取引所の一例
- 東京証券取引所
- 名古屋証券取引所
- ジャスダック
- マザーズ
仮想通貨取引所の一例
投資の用語集
約定(やくじょう)
注文が成立すること
買いや売りの注文をしただけではすぐに成立するとは限りません。買い手と売り手が一致してはじめて成立します。その成立することが約定と言います。
スプレッドとは
仮想通貨には購入価格と売却価格という2つの価格が設定されています。購入価格から売却価格を差し引いた金額がスプレッドといいます。
仮想通貨交換業者
XRPやビットコイン、イーサリアム等の暗号資産購入先を仮想通貨交換業者と呼びます。仮想通貨交換業者は例えば、GMOコインやbitbank、DMM bitcoinのような会社です。つまり一般人は仮想通貨交換業者から暗号資産を購入することになります。
まとめ
暗号資産(仮想通貨)取引で初心者が向いているのは販売所です。理由は注文方法がシンプルで全ての注文がすぐに約定されるからです。
暗号資産(仮想通貨)取引で取引所が向いているのは投資経験者です。理由は手数料が安いが注文のタイムラグや全て約定しない場合があり少し複雑なので経験者は取引所がいいです。
自分に合った暗号資産取引所口座開設の参考になれば何よりです。