概要
暗号資産(仮想通貨)プライベートウォレットで有名なMetaMask(メタマスク)の登録手順や入金方法とDeFiやNFTでのMetaMask(メタマスク)の役割や全体的な基礎知識と機能の紹介です。
MetaMask(メタマスク)の登録方法から送金や換金、DefiであるDEXやNFTマーケットプレイス、メタバース等の接続で何ができるのか説明しています。
目次
ウォレット概要
暗号資産(仮想通貨)だけでなくNFT等のデジタル資産を安全に送受信し、保管できます。ウォレットは実際にコインを保管するのではなく、ブロックチェーン上のコインにアクセス用のキーを保管できます。また、ユーザーはウォレットのインターフェイス内で、残高や取引履歴をモニター、時には暗号資産の交換もできます。
どのようなウォレットがありセキュリティはどうなのか詳細はこちらのリンクを参照
今回重点的に紹介する一番有名なウォレットがMetaMask(メタマスク)です。
MetaMask(メタマスク)インストール
MetaMask(メタマスク)はiPhoneやAndroid、PCとマルチデバイスで利用できます。iPhoneはこちらのリンクからAndroidはこちらのリンクからダウンロード開始できます。
PCの場合はインストール: MetaMask(メタマスク)は、Google Chrome、Firefox、Braveなどのウェブブラウザに拡張機能で追加できます。
手順はウェブストアで「MetaMask」を検索 → 拡張機能を追加。
今回はユーザーの多いiPhoneによるインストール方法の紹介です。
MetaMask(メタマスク)登録方法
パスワード登録
- 左画面 MetaMask(メタマスク)のアプリを起動
- 中央画面
- MetaMask(メタマスク)にログインするときのパスワードの作成です。
- 「パスワードの確認」項目は「新しいパスワード」同じ文字列を入れてください。
- Fase IDを使ったログインをする場合は「ON」のまま
- 内容を理解の上、チェックボックスにチェック
- 「パスワードを作成」ボタンをタップ
- 右画面 は「開始」ボタンをタップ
全画面を紹介しているわけではなく次へ進むだけの画面は省略している場合があります。
リカバリーフレーズの設定
- 左画面
- リカバリフレーズの設定画面です。
- リカバリーフレーズは絶対に保管してください。非常に重要でスマートフォンの機種変更やPCの変更した時に必要です。
- リカバリーフレーズは絶対に誰にも教えないでください。誰かに大切な資金を盗まれる可能性があります。
- 中央画面 左画面の順番でリカバリーフレーズをご入力ください
- 右画面 メタマスクの登録は完了です。「完了」ボタンをタップで利用できます。
全画面を紹介しているわけではなく次へ進むだけの画面は省略している場合があります。
MetaMask(メタマスク)運用での必須知識
リカバリーフレーズ(ニーモニック)
リカバリーフレーズは暗号資産のウォレット復元の一連の単語のことです。リカバリーフレーズは通常、12個または24個の英単語で構成されており、ランダムに生成されます。このリカバリーフレーズを持っていれば、ウォレットを紛失した場合でもウォレットを復元できます。リカバリーフレーズは、ウォレット秘密鍵の生成に使われるため、非常に重要な情報です。
ただ、リカバリーフレーズは他人に知られないように保管する必要があります。他の人がリカバリーフレーズを知っていれば、彼らはあなたのウォレットにアクセスし、資金を盗むことができます。そのため、リカバリーフレーズを紙に書いて安全な場所に保管するか、パスワードマネージャーなどの安全なデジタルツールを使った保管がおすすめです。また、ウォレットには秘密鍵というものもあるので秘密鍵とリカバリーフレーズに違いを案内します。
リカバリーフレーズと秘密鍵の違い
リカバリーフレーズは、秘密鍵を覚えやすい単語の組み合わせに変換する手法です。通常、12個または24個の単語で構成され、BIP39と呼ばれる標準に基づいて選択されています。リカバリーフレーズは、ユーザーが秘密鍵をバックアップおよび復元に使われます。以前はリカバリーフレーズをニーモニックという言い方をしていました
一方、秘密鍵は、暗号通貨ウォレットで資金のアクセスに使用される重要な情報です。秘密鍵は、ランダムな数値で構成され、通常は長い文字列で表されます。秘密鍵は、暗号化アルゴリズムによって公開鍵と関連付けられ、その組み合わせによってトランザクションの署名や資金の送受信が行われます。
リカバリーフレーズは、秘密鍵の生成用のシード（seed）として機能します。シードは、リカバリーフレーズを使って秘密鍵の復元に使用されます。リカバリーフレーズは、ユーザーが秘密鍵を覚えるのが困難な場合や、バックアップや移行のために便利ですが、リカバリーフレーズそのものが秘密鍵ではありません。
秘密鍵は、ユーザーが厳重に保管する必要があります。他の人に秘密鍵が知られると、その人はウォレットの資金にアクセスできる可能性があります。
注意点:
- MetaMask(メタマスク)はオンラインウォレットであり、インターネットに接続されたデバイス上で使うので、セキュリティには十分ご注意ください。パスワードやバックアップフレーズを安全な場所に保存し、ウイルス対策ソフトウェアを常に最新の状態に保つことが重要です。
- MetaMask(メタマスク)はイーサリアムベースの暗号資産のみをサポートしています。他のブロックチェーンの暗号資産を管理する場合は、別のウォレットを使う必要があります。
以上がMetaMask(メタマスク)の基礎知識と設定方法です。安全に取引を行うためには、ウォレットのセキュリティに十分な注意を払い、正確な情報の入力が重要です。
MetaMask(メタマスク)への入金方法
取引所からの送金(メタマスクの送金アドレス確認)
国内取引所で購入した暗号資産をMetaMask(メタマスク)宛に送金するために送金アドレスの開示方法です。SBI VCトレードからの送金がおすすめです。
国内取引所で手に入らない暗号資産もあるのでその際は海外取引所を一旦通してMetaMask(メタマスク)に送金します。
- 左画面 画面下の赤枠のボタンをタップ
- 中央画面 「受け取る」をタップ
- 右画面 以下の２つのいずれかを選択
- QRコードを別端末から読み込む
- 下の赤枠をタップして送金アドレスをコピー
取引所からの送金(国内取引所からのプライベートウォレットへの送金方法)
SBI VCトレードは取引銘柄も多く、ステーキング報酬がもらえるおすすめの暗号資産取引所です。
クレジットカード払い
クレジットからの入金は手数料が高く推奨できないので説明を省略します。良い方法ではありません。国内取引所で購入後MetaMask(メタマスク)宛に送金ください。
MetaMask(メタマスク)の機能
暗号資産の送金方法
MetaMask(メタマスク)から取引所に送金可能です。おすすめはSBI VCトレードです。
- 左画面 赤枠の「送金」をタップ
- 中央画面 送金したい送金あどれを入力
- 右画面 送金したい金額を入力後、「次へ」ボタンをタップ
スワップ機能紹介
スワップ機能は保有中の暗号資産を別の通貨に交換できます。スワップ機能はDEX（分散型取引所）を使っており、手数料や価格変動によるリスクがあります。また、スワップ機能は一部の仮想通貨に限定されている場合があります。安全性やリスクについての理解を持ち、慎重にお取引ください。
- 左画面 上から２段目のスワップをタップ
- 中央画面は「スワップを開始」ボタンをタップ
- 右画面 は変換したい暗号資産を選択
MetaMask(メタマスク)でDeFiやNFTに接続
DEX（分散型取引所「Decentralized Exchanges」)接続
ユーザーが自分のウォレットから直接暗号通貨を取引できる分散型取引所プラットフォームである。一方、MetaMask(メタマスク)は人気のある暗号通貨ウォレットとブラウザ拡張機能で、ユーザーはイーサリアム・ブロックチェーン上の分散型アプリケーション（dApps）とやり取りできる。
DEXとMetaMask(メタマスク)を使う場合、ユーザーはMetaMask(メタマスク)ウォレットをDexプラットフォームに接続し、暗号通貨を取引できます。この統合により、ユーザーはウォレットの資金に直接アクセスし、中央管理取引所に資金を預けることなく取引を実行できるため、シームレスで安全な取引が可能になります。
DEXでMetaMask(メタマスク)を使って、ユーザーは暗号通貨を集中管理された取引所のウォレットに送金する必要がないため、資金を完全に管理できます。さらに、ユーザーは秘密鍵暗号化や取引確認プロンプトなど、MetaMask(メタマスク)が提供するセキュリティ機能を利用できます。
全体はDEXとMetaMask(メタマスク)の組み合わせは、暗号通貨をウォレットから直接取引するための分散化されたユーザーフレンドリーなソリューションをユーザーに提供します。
代表的なDEXはUniSwapやPancakeSwap、FlarePortal、Enosysが挙げられます
NFTマーケットプレイス接続
NFTマーケットプレイスでは、以下のような機能があります：
- デジタルアセットの販売・購入：アーティストやクリエイターは自身の作品をNFTとして販売し、購入者はNFTの購入で所有権を得れます。
- オークション：NFTを入札形式で販売するオークション機能が提供されています。入札者は競り合いながらNFTを入手できます。
- トレード：ユーザーは自身の所有するNFTを他のユーザーとトレードできます。一部のNFTマーケットプレイスでは、トレードに手数料がかかる場合があります。
- プロフィールやコレクションの管理：ユーザーは自身のプロフィールを作成し、購入したNFTをコレクションとして管理できます。他のユーザーと自身のコレクションを共有可能です。
代表的なNFTマーケットはOpensea、Rarible、SuperRare、Enosys Garalyなどがあります。
メタバース接続
メタバースとは、仮想現実とブロックチェーン技術を組み合わせた仮想世界のことです。MetaMask(メタマスク)は、このメタバースにアクセスするためのブラウザ拡張機能であり、主にEthereumブロックチェーン上のdApps（分散型アプリケーション）とのやり取りに使用されます。
MetaMask(メタマスク)を使うと、ブラウザ上でdAppsにアクセスし、仮想通貨の送受信やトランザクションの承認などを行うことができます。また、MetaMask(メタマスク)は、Ethereumネットワーク上のウォレット機能も提供しており、ユーザーは自分の仮想通貨を安全な保管ができます。
メタバースにおいて、MetaMask(メタマスク)は重要な役割を担っています。仮想世界内での資産の管理や取引、dAppsとのやり取りなど、さまざまな操作を安全かつ便利に行うことができます。
メタバースへのアクセスには、まずMetaMask(メタマスク)をダウンロード→インストールし、ウォレットを作成する必要があります。その後、MetaMask(メタマスク)をブラウザに追加後、有効化し、メタバースのdAppsにアクセスできます。
なお、現在はEthereumが最も一般的なメタバースのプラットフォームですが、他のブロックチェーン技術を使ったメタバースもあります。その場合でも、各プラットフォームに合わせたウォレットや接続手順が必要になる場合があります。
代表例：Sandbox、Decentraland、GalaGames
その他DeFi
- レンディングサービス
- 自販機接続(WalletConnect)まだどこもやってない
MetaMask(メタマスク)の詐欺事例
MetaMask(メタマスク)を使った詐欺は非常に多いので最新の注意を払ってください。詳細はこちら
まとめ
MetaMask(メタマスク)は今後もさらに普及が進んでいきます。送金するときはぜひ、国内取引所の利用がおすすめです。
海外取引所からの送金は日本で取り扱ってない通貨の時のみ利用するにとどめておくべきでしょう。理由は日本では海外取引所は無登録取引所のため資金決済法違反になります。海外取引所を利用してるユーザーは違法とまで言いませんが推奨されていません。