概要
日本国内の暗号資産取引所と比べてBinanceやBitrueといった海外の暗号資産取引は機能が圧倒的に多いです。取扱える暗号資産の種類やDefiと連携するなどできたりと進歩が全く違います。
日本国内にいながら海外の暗号資産取引所で取引ができるのでその方法を案内していきます。
目次
海外取引所で取引するメリット
圧倒的に多い暗号資産の種類
国内の取扱い暗号資産数は20種類もありません。しかし海外の場合は200種類以上はある取引所があります。
Defiが利用できる
正確にはDefi銘柄の運用をすることができます。
例えばUniSwapやPancakeSwapといった銘柄を運用することで利益を稼ぐことができます。
ステーキングによる資産運用
ビットコインではマイニングということを聞いたことがある方も多いと思いますが、ステーキングは承認方法の一つです。
承認作業をすることで報酬を得ることができます。銘柄はTezosやイーサリアム2.0、COSMOS(ATOM)、Stellar(XLM)などがあります。
国内の取引所でもステーキング可能ですが銘柄がまだまだ少ないです。
貸暗号資産(レンディング)機能
国内取引所でも貸暗号資産サービスは利用できるのですが取扱できる暗号資産の種類が少ないです。日本でも取り扱っていない銘柄も多くレンディングすることができます。
海外取引所で取引するデメリット
国内暗号資産取引所から送金
海外取引所で売買を実施するには国内暗号資産取引所から海外取引所に送金する手間が発生します。
都度手数料が発生する
税金計算が複雑になる
海外の取引所で決済した暗号資産も税金の対象になります。レンディングやステーキングで得た利益も税金の対象となるので計算するときに非常に複雑となります。利益計算がきちんとできるのであれば問題ないですが、できない人が多いです。
海外暗号資産取引の全体像
全体像で国内の暗号資産取引所でビットコインやライトコイン、XRP等の暗号資産を購入し、そこから海外の暗号資産取引所に送金をかけ購入していきます。海外で購入することになります。
海外暗号資産取引所購入手順
国内暗号資産取引所の手続き
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1口座開設
国内取引所の口座開設を実施してください。どこの取引所でも構わないです。
どこがいいか迷ったのであれば参考までにbitFlyer(ビットフライヤー)での口座開設をおすすめします。
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2入金
日本円で国内取引所に入金します。
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3リップル(XRP)購入
海外取引所でも取り扱っているのであればどの暗号資産の種類でもいいですが、今回は手数料が安くて送金スピードが早くどこの取引所でも利用しているリップル(XRP)を購入することをおすすめしています。
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4リップル(XRP)送金
リップル(XRP)を海外取引所宛のアドレスに送金します。新しい仕組みを取り入れている取引所はPayStringという方法で送金できます。
海外の取引所の口座が開設されていることが前提です。
海外暗号資産取引所の手続き
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1口座開設
事例がGALAなので取り扱っている海外取引所はbitrue(ビットゥルー)のため例として挙げさせていただきます。
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2リップル(XRP)をテザー(USDT)
XRPを決済すると自動的にテザー(USDT)になります。
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3GALA GamesをUSDTで購入
テザーでGALA Gamesを購入することができます。
ビットコイン建やイーサリアム建、XRP建で暗号資産を購入することができるのですが計算が複雑なので税金の計算がより難しくおすすめできません。
税金はどうなるの?
税金の算出
雑所得になります。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
課税される所得金額のほかに住民税10%が別途必要になります。
4000万円以上の雑所得を持っている人は55%の税金を払うことになります。
詳しいことは税理相談はこちら
雑所得は暗号資産の他にも為替FXといった投資関係やフリマやオークション販売で得た利益など他にも対象となるケースが多くあります。その雑所得全般の損益合算で計算するので複雑です。
ただ、暗号資産業界の損益計算が得意な税理士というのはまだあまりないです。特に海外の暗号資産取引所でとなると滅多にいません。そんな時にこのサービスです。
まとめ
海外で暗号資産取引をするということは手間がかかる分恩恵も大きいということです。ただ、CoinbaseやKrakenといった暗号資産取引所は日本だけ特定の暗号資産の種類やサービスを制限するところもあるので注意が必要です。
海外取引所で押さえておくのは以下の2社です。
Bitrue(ビットゥルー) XRPやFlare関連の暗号資産に強くPowerPiggyなどサービスも豊富