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【ステップ3】これだけは押さえよう!NFT必須用語10選【初心者向け辞書】

【ステップ3】これだけは押さえよう!NFT必須用語10選【初心者向け辞書】

概要

NFTを始める前に必須の専門用語10選を初心者向けに徹底解説する「用語辞書」です。「ウォレット」「ガス代」「ミント」といった基本から、「フロアプライス」「PFP」「DAO」まで、NFTの世界の共通言語を網羅。

各用語を分かりやすい図解と具体的な用例で説明し、MetaMaskやNFTGoといった関連ツールも紹介します。この記事を読めば、コミュニティでの会話も理解でき、DYOR(自分で調べる)を実践するための基礎知識が身につきます。

目次
NFTを始める20ステップ
NFTを始める20ステップ

NFTの基本から、仮想通貨の準備、ウォレット作成、マーケットプレイスでの売買、さらにはオリジナル作品の出品方法まで、20のステップで丁寧に解説。初心者がつまずきやすいポイントも網羅し、これ一つでNFTの世界を始められます。

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はじめに

ステップ1と2で、NFTの基本的な概念とその可能性について学び、ワクワクしてきた頃ではないでしょうか。いよいよNFTの世界へダイブ!…とその前に、冒険の旅に地図とコンパスが必要なように、NFTの世界をスムーズに航海するためには、最低限の「共通言語」を知っておく必要があります。

NFTの世界では、独特な専門用語が飛び交います。Twitter(X)のタイムラインや、Discordのコミュニティで「このPFP、floor priceが上がってきたからgas代に気をつけてmintしないと!」なんて会話を見かけて、宇宙語のように感じたことはありませんか?

ご安心ください。最初から全てを覚える必要はありません。

このステップでは、初心者がNFTの世界に足を踏み入れたときに、これだけは絶対に押さえておきたい最重要用語10個を厳選し、「初心者向けの辞書」として、どこよりも分かりやすく解説します。一つひとつの言葉の意味を、具体的なシチュエーションや図を交えながら理解することで、あなたは自信を持ってNFTの世界での会話に参加できるようになります。

さあ、未来のデジタル世界の共通言語をマスターし、冒険の準備を完成させましょう!


◆ NFT用語辞書:これさえ知れば怖くない!必須の10単語

ウォレット (Wallet)

一言でいうと:「デジタル資産のお財布」

NFTや暗号資産(仮想通貨)を保管しておくための、デジタル上のお財布のことです。銀行口座が日本円を保管する場所なら、ウォレットはNFTやイーサリアムなどを保管する場所、と考えると分かりやすいでしょう。

物理的な財布と違い、ウォレットはあくまでブロックチェーン上にあるあなたの資産に「アクセスするための鍵」の役割を果たします。NFTマーケットプレイスに接続して作品を購入したり、自分のNFTを確認したりする際には、必ずこのウォレットが必要になります。

  • ポイント:
    • **「公開鍵」**は、あなたの銀行口座番号のようなもので、他の人から暗号資産を受け取る際に教えるアドレスです。
    • **「秘密鍵」と「シードフレーズ(リカバリーフレーズ)」**は、あなたの口座の暗証番号やキャッシュカードそのものです。絶対に、絶対に誰にも教えてはいけません。 これが漏れると、お財布の中身をすべて盗まれてしまいます。

【代表的なウォレット:MetaMask (メタマスク)】

NFTの世界で最も広く使われているウォレットが、このMetaMaskです。キツネのアイコンが目印で、Google Chromeなどのブラウザの拡張機能として簡単に追加できます。ほとんどのNFTマーケットプレイスやサービスがMetaMaskに対応しているため、NFTを始めるなら、まずはこれを作成するのがデファクトスタンダード(業界標準)です。

  • 訴求ポイント:
    • 圧倒的な普及率: NFT関連のほぼ全てのサービスで利用できるため、これ一つあれば困ることはありません。まさに「NFT界のパスポート」です。
    • 簡単なセットアップ: 数分もあれば作成可能で、直感的な操作性が魅力。初心者向けの解説記事や動画も豊富にあるため、安心して始められます。
    • 高い安全性: 自分で秘密鍵を管理する「ノンカストディアルウォレット」であるため、中央集権的な企業のハッキングリスクからあなたの資産を守ります。(その分、自己管理の責任は重大です)

ミント (Mint)

一言でいうと:「NFTを新規発行すること」

クリエイターがデジタルアートなどのデータを、ブロックチェーン上に新しくNFTとして記録し、発行する行為を「ミントする」と言います。硬貨を鋳造(ちゅうぞう)する"Mint"が語源です。

私たち購入者側も、プロジェクトの公式サイトなどから、世界で初めてそのNFTを購入(生成)する行為を指して「ミントする」と言います。これは、中古品を買うのではなく、お店で新品の商品を一番最初に買うイメージに近いです。

sequenceDiagram
    participant C as クリエイター
    participant U as あなた
    participant B as ブロックチェーン

    C->>B: アート作品のデータを登録
    B-->>C: 新しいNFTが「ミント」される
    
    U->>C: 公式サイトで「ミント」ボタンをクリック
    C->>B: あなたのウォレットに所有権を記録するよう指示
    B-->>U: あなたが最初のオーナーとして記録されたNFTが届く
  • 用例:
    • 「あの人気プロジェクトの新作、明日の朝9時からミント開始だって!」
    • 「なんとか欲しかったNFTをミントできた!」

ガス代 (Gas Fee)

一言でいうと:「ブロックチェーンの利用手数料」

ブロックチェーン上でNFTの取引(ミント、購入、売却、送付など)を行う際に発生する手数料のことです。イーサリアムブロックチェーンでは、この手数料を「ガス代(Gas Fee)」と呼びます。

この手数料は、取引データをブロックチェーンに記録してくれる「マイナー」と呼ばれる人たちへの報酬として支払われます。ガス代は常に変動しており、ネットワークが混雑している(取引したい人が多い)時間帯ほど高騰する傾向があります。

  • ポイント:
    • ガス代は、NFTの本体価格とはにかかります。
    • 取引が殺到する人気プロジェクトのミント時などは、ガス代が数万円に跳ね上がることもあります(通称:Gas War)。
    • ガス代を節約したい場合は、比較的ネットワークが空いている深夜や早朝を狙って取引するのがコツです。

ホワイトリスト (Whitelist / WL) / アローリスト (Allowlist / AL)

一言でいうと:「NFTの優先購入権」

人気が予想されるNFTプロジェクトにおいて、一般販売に先駆けて、または確定でNFTをミントできる権利のことです。Whitelist(ホワイトリスト)やAllowlist(アローリスト)は、ほぼ同じ意味で使われます。

この権利を持っていると、

  • 一般販売よりも安い価格でミントできる
  • ガス代の高騰(Gas War)に巻き込まれず、確実にミントできる
  • 一般販売の前にミントできる

といった大きなメリットがあります。プロジェクトの初期から応援しているファンや、コミュニティに貢献したメンバーなどに与えられることが多く、一種のVIPチケットのようなものです。

  • 入手方法の例:
    • プロジェクトのDiscordサーバーで積極的に活動する
    • 指定されたTwitter(X)の投稿をリツイートする
    • ファンアートを制作して投稿する
    • 抽選(Raffle)に応募して当選する

フロアプライス (Floor Price)

一言でいうと:「そのNFTコレクションの”最低出品価格”」

あるNFTコレクション(例:CryptoPunks)が、NFTマーケットプレイス(例:OpenSea)に出品されている中で、最も安い価格のことを指します。「フロア(床)の価格」という文字通りの意味ですね。

フロアプライスは、そのNFTコレクションの人気度や需要を測るための、最も基本的な指標となります。フロアプライスが上昇傾向にあれば、そのコレクションへの関心が高まっていると判断できますし、逆に下落していれば、関心が薄れている可能性があります。

  • ポイント:
    • 投資目的でNFTを購入する多くの人は、このフロアプライスを基準に売買の判断をします。
    • 必ずしも「フロアプライスのNFT=そのコレクションで最も価値が低い」というわけではありません。デザインの好みなどで、フロアプライスより高い価格で取引されることも多々あります。

【フロアプライスを確認できるツール:NFTGo】

NFTのフロアプライスだけでなく、取引量、ホルダー数、レアリティランキングなど、あらゆるデータを分析できる非常に強力なツールです。特定のコレクションの健全性や将来性を判断する上で、多くのNFTトレーダーが利用しています。

  • 訴求ポイント:
    • 網羅的なデータ分析: フロアプライスの推移はもちろん、大口の購入者(クジラ)の動きや、ホルダーの動向まで追跡できます。データに基づいた客観的な投資判断が可能になります。
    • リアルタイム情報: 市場の動きは非常に速いため、リアルタイムでデータが更新されるNFTGoは、チャンスを逃さないための必須ツールです。
    • 無料でも利用可能: 基本的な機能は無料で使えるため、NFTの世界に慣れてきたら、ぜひブックマークしておきたいサイトの一つです。

PFP (Profile Picture)

一言でいうと:「プロフィール画像用のNFT」

Twitter(X)やDiscordなどのSNSのプロフィール画像(Profile Picture)に設定することを主な目的とした、キャラクターやアバター系のNFTのことです。ステップ2で紹介したCryptoPunksやBAYCも、このPFP系NFTの代表格です。

PFPのNFTをプロフィール画像に設定することは、単なる自己紹介を超え、

  • 自分がどのコミュニティに属しているか
  • 自分がどのような価値観を持っているか
  • 自分がNFTの世界にどれだけ精通しているか

を示す、デジタル上のアイデンティティステータスシンボルとしての役割を果たします。

graph TD
    subgraph "PFPは、デジタル世界の”身分証明書"
        A[あなたのPFP<br>例: BAYCの猿]
        A --> B{BAYCコミュニティの<br>一員であることを証明}
        A --> C{NFTへの理解と<br>投資意欲を示す}
        A --> D{同じPFPを持つ<br>仲間との連帯感}
    end

リビール (Reveal)

一言でいうと:「NFTの絵柄が公開されるイベント」

ミントした時点では、全てのNFTが「?(ハテナマーク)」や「共通の箱」のような仮の画像になっており、後日、一斉に本来の絵柄が明らかになる仕組みのことです。ガチャガチャやトレーディングカードのパックを開封する瞬間のワクドキ感を、NFTで再現したイベントと言えます。

リビールによって、自分のNFTがコレクションの中でどれくらいレアな特性(トレイト)を持っているかが判明します。非常にレアな絵柄を引き当てた場合、フロアプライスを遥かに上回る価格で取引されることもあり、NFTコミュニティが最も盛り上がる瞬間の一つです。

  • リビールの流れ:
    1. ミント: 全員が同じ「未鑑定」のNFTを手に入れる。
    2. リビール待ち: 絵柄が分かるまで数日間待つ。コミュニティでは「どんな絵柄が出るか」の予想で盛り上がる。
    3. リビール: 指定された日時に、マーケットプレイス上のNFTの絵柄が一斉に更新され、結果が判明する!

ロードマップ (Roadmap)

一言でいうと:「プロジェクトの将来計画書」

NFTプロジェクトの運営チームが、将来的にどのようなイベントや開発、展開を計画しているかを示した、事業計画書のことです。

  • 新しいキャラクターの追加
  • リアルイベントの開催
  • オリジナルグッズの販売
  • メタバース(仮想空間)への進出
  • 独自のゲーム開発

など、ロードマップに魅力的で実現可能性の高い計画が描かれているプロジェクトは、将来への期待感から人気が高まる傾向にあります。NFTを購入する際は、アートの好みだけでなく、そのプロジェクトがどのような未来を目指しているのか、ロードマップをしっかりと確認することが非常に重要です。

DAO (Decentralized Autonomous Organization)

一言でいうと:「特定の管理者がいない、分散型の組織」

日本語では「自律分散型組織」と訳されます。株式会社のように、社長や取締役といった中央集権的な管理者が存在するのではなく、組織のルールや方針を、参加者全員の投票によって民主的に決定していく、新しい組織の形です。

NFTプロジェクトの中には、特定のNFT(ガバナンストークン)を保有しているメンバーが、プロジェクトの運営方針(例:次にコラボするアーティスト、資金の使い道など)に関する投票権を持つ、DAOの仕組みを取り入れているものも多くあります。

これは、単なる消費者やファンではなく、プロジェクトの運営に直接関われる「共同オーナー」の一人になることを意味し、コミュニティへの強い帰属意識とエンゲージメントを生み出します。

【DAOを体験できるプロジェクト:Nouns DAO】

Nouns DAOは、DAOという仕組みを体現した象徴的なプロジェクトです。毎日1体ずつ、ドット絵のキャラクター(Noun)がオークションにかけられ、落札されると、そのNounが1票の投票権を持つ「会員権」となります。オークションの売上はすべてDAOの共有財産(トレジャリー)として蓄積され、その使い道はNounホルダーたちの投票によって決められます。

  • 訴求ポイント:
    • 究極の民主的運営: プロジェクトの未来が、ホルダーコミュニティの集合知によって完全に決定されます。あなたは傍観者ではなく、歴史を作る当事者になれるのです。
    • 透明性の高い財務: すべての資金の流れはブロックチェーン上で公開されており、誰でも確認できます。これ以上なくクリーンで透明な組織運営です。
    • Web3の未来を体験: DAOは、未来の会社のあり方、コミュニティのあり方を変えると言われています。Nounsに参加することは、その最先端を肌で感じることができる、貴重な学びの機会となります。

DYOR (Do Your Own Research)

一言でいうと:「自分で調べよう」

Do Your Own Researchの頭文字を取った、NFTや暗号資産の世界における最も重要な心構え、鉄則です。

この世界は、まだ法整備が追いついていない新しい領域であるため、残念ながら詐欺的なプロジェクトや、インフルエンサーによる無責任な価格煽り(ポジショントーク)も少なくありません。

「有名な〇〇さんがおすすめしていたから」という理由だけで安易に大金を投じるのではなく、

  • プロジェクトの公式サイトやロードマップはしっかりしているか?
  • 運営チームの素性や実績は信頼できるか?
  • Discordコミュニティの雰囲気は健全か?
  • 本当にそのプロジェクトは長期的に価値を持つのか?

といったことを、最終的には必ず自分自身で調べ、納得した上で判断する必要があります。DYORは、あなたの大切な資産を危険から守るための、最強の盾となる言葉です。


まとめ:言葉は、世界を広げる翼

お疲れ様でした!これで、NFTの世界を冒険するための必須用語10個の習得は完了です。

最初は見慣れない言葉に戸惑うかもしれませんが、実際にマーケットプレイスを覗いたり、コミュニティの会話に参加したりする中で、これらの言葉はすぐにあなたの血肉となっていくはずです。

言葉を知ることは、単に知識が増えるということだけではありません。それは、これまで見えなかったものが見えるようになり、聞こえなかった声が聞こえるようになるということです。それは、あなたの世界を何倍にも広げてくれる、力強い翼となります。

さあ、地図とコンパス、そして共通言語という翼を手に入れたあなた。 次のステップでは、いよいよ冒険の第一歩、NFTを購入するための元手となる暗号資産を手に入れる「取引所」の選び方と口座開設について、詳しく解説していきます。

理論はもう十分。ここからは、実践あるのみです!

目次
NFTを始める20ステップ
NFTを始める20ステップ

NFTの基本から、仮想通貨の準備、ウォレット作成、マーケットプレイスでの売買、さらにはオリジナル作品の出品方法まで、20のステップで丁寧に解説。初心者がつまずきやすいポイントも網羅し、これ一つでNFTの世界を始められます。

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